いきなり時代が飛びましたが、紹介するのは年代順じゃなくランダムなので、気にしないでください
さて、このぽっぷるメイル。ファルコムの中でも、スタートレーダーと並んでマイナーな部類にはいるのではないでしょうか。
この頃、パソコンゲームはすでにPC98が主流となっていまして、PC88でゲームを出していたのはファルコムと光栄くらいだったと思います。雑誌に載っていたのは「これが売れないと英雄伝説2はPC98専用になっちゃいます」といった半分脅しのような広告でしたね
さて、PC98版はグラフィックは400ライン用に描き直されていますし、ハードディスクにもインストール可能、DOSに戻ることもできると、きっちり98用に作り直されています。
主人公メイルは元気いっぱいエルフの女の子。賞金稼ぎとして生活しているのですが、これがなかなか…もうやめようかな?と自信をなくしてしまうことも。お金がすべてじゃなく、タダで人助けをすることもありますし、ラジオドラマとは大違いです
そして、途中タットという魔法使いとガウという怪獣が仲間となり、3人で冒険を進めていくことになります。こんなライトファンタジー?感覚の世界で、操作も簡単、ただ敵とぶつかるだけでOK。剣を振るう必要もないイース感覚です。
正面からぶつかると相打ちになりますので、手前でジャンプ!上や後ろからバシバシ攻撃しましょう。ちょっと卑怯?いえいえ敵が遅すぎるのがいけないのです それに飛び道具を使う敵も多いですし。
元気冒険システム…というのは意味不明ですが、キャラクターによって、会話の内容が変わりますし、軽快なBGMと愛嬌のある敵たちで明るく居心地のよい世界です。スーパーファミコンやPCエンジン、メガドライブに移植されていますので、ぜひどうぞ(昔はこうして勧めたのですが、今となっては… )
このゲームこそ、イースの意志を受け継いでいる!というのは大げさでしょうか
そう、こんなの倒せるか~というくらい最初は強いのですが、何度もチャレンジすると楽々倒せるという、攻略を編み出す楽しさがここにあります。
ラストの3連戦なんて、こりゃヒドイという攻撃でしたが、それでもクリアできたのですから絶妙の難易度だったと思います。今回久々にチャレンジするとやっぱり難しいですね
ここから先はゲーム単体とは関係ありませんので、知らないほうが幸せかもしれません 後にぽっぷるメイルパラダイスという名前でラジオドラマになりました。パラダイス?と聞いて私がさっと思い出すのはツインビーPARADISEなのですが 同じく、椎名へきるさん(コーム役)に國府田マリ子さん(カチューシャ役)が出演されています、古きよき時代といいますか、すごく懐かしく感じます。
でも最初はこんなのメイルじゃない~!と思うほど、違和感ありました。お金に目がないのは賞金かせぎだから仕方ないとして、がさつで大食いで、後先考えず行動して…そのうちドラグスレイブとか言いそうな感じです。
ブラッキー「ああ妹よ、メイルに私が取られるのが嫌なんだね。でも争いからはなにもうまれないよ、止めるために仕方なくこの愛の爆弾を受け取ってほしい」
タット「ブラッキーさん!一対一の勝負に卑怯ですよ!」
ガウ「そうガウ!オレが相手になるガウ!」
カチューシャ「私のタットさんに攻撃するなんて、お兄さまでも許せません!」
コーム「バカ兄貴!ガウちゃんになんてことするんだ!」
ガウ「コーム、苦しいガウ、離れるガウ!」
メイル「あの…決闘は?」
新キャラクターとして、ブラッキーの妹でメイルのライバル賞金かせぎのコーム、魔法使いカチューシャが登場します。ブラッキーはメイルが自分のことを想ってくれていると信じて疑わないですし、カチューシャはタット、コームはガウちゃんが好きなのですから大変。
CD化されていまして、1~5、そのあとネクストゼネレーションというのもありますので、見かけましたらぜひどうぞ。君も一緒にワイヤレスバンジージャンプ!
2001.02.18