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2001.05.20

めぞん一刻 完結篇(マイクロキャビン)

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嫉妬深くてちょっとぼけている、憧れの管理人さん。誤解が誤解を生むストーリー。現実にありそうな、時計坂駅。一刻館での個性的な住人とのふれあい  めぞん一刻は…青春でしたねぇ(遠い目…)

一度ゲーム化されましたが(想いでのフォトグラフ)またまた完結篇として、登場!これは楽しみでした。

優待五代くん

OP曲「好きさ」に合わせて、これまでのあらすじ(?)として名シーンが次々と表示され、アニメにはほど遠いですが、動きます。
またマニュアルは、結婚式の招待状とに、案内のハガキと、なかなか凝っていますね。

舞台は、原作の15巻。なんと管理人さんは好意的だし、朝ごはんも作ってくれます。お金がない時は「無駄遣いしないでね」と借りることもできます。なんていい待遇なのでしょうか(涙)

原作を再現。それだけ?

朝起きたら、無駄な行動は一切せず管理人室に直行!もたもたしていると、一の瀬さんや、四谷さんが、よってきます。一度取り憑かれる と、行動を共にするので、人目を気にする響子さんは「じゃ、そういうことで」と、部屋に入れてくれません

そこは、おまかせ。前作で鍛えられていますので、いつものようにお酒を差し上げましょう。そうそう、二階堂くんには禁煙パイポがよく効きますよ。そしてお弁当を持って、夕方まで保育園で働き、夜はキャバレー。そして宴会で一日は終わります。

今回は何も考えなくても、進んでいきますので、もはやゲームとは呼べないですね。確かにグラフィック枚数は多いですが、セリフも完璧に原作そのままですからね。前作のような世界観を楽しむ自由度がなくなっているのが残念でした。

恐怖の宴会

このゲームで一番、辛いところですね。毎日、毎日飽きもせず宴会をする。原作ではこれが楽しいのですが、多分、時間を設定していて、会話で1分お酒で10分とか、計算しているのでしょうね。

他にも、原作に登場しない、駅員やお手伝いさんのセリフがなげやりだったり、何日たっても同じメッセージの繰り返しだったり。とにかく、メッセージが少なすぎです。ぜんぜん、楽しくしようというやる気が感じられません

朱美さんに何度か話すと、「アンタも飲みな」とお酒がもらえるので、何度も話してぐびぐび飲むのが必勝法でしょう。

音楽はすべてTV版

サントラを持っていないので具体的な曲名まではわかりませんか、お馴染みの曲ばかり。今回もBGMはすべて、TVで使われているものです。

しかし、なんと音楽が完全ループしないのですよ 何度か繰り返すと終わっちゃいますし、元々無音なシーンもたくさんあります。マイクロキャビンの技術力不足なのでは…サークは凝っていましたのに。

それでもリメイク希望

とにかく中途半端な印象が強かった、めぞん一刻でした。もう少し自由度を高くして、まったく別のストーリーが楽しめて、なおかつ原作どおりの行動をすると原作が楽しめるのが理想ですけれどね。私としましては、八神さんの登場シーンがもっと多いと嬉しいです

あ、リメイク希望と書いていますが、ちゃんとWindows版が出ているのですよ。CG描きなおしの、アニメと同じ声優さんの声ありです。価格\30,000-の限定販売でしたけれど

2001.05.20
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