今回も、雑誌掲載BASICの紹介です。
昔はパソコン雑誌には、投稿プログラムコーナー(BASIC)がありました。 フロッピー添付や、ダウンロードなんてない時代ですので、短いプログラムが絶対条件でして、よくこれだけの内容を詰めこんだなーと、アイデアに加えプログラムテクニックもそれぞれに、こだわりが感じられました。楽しませていただいた作者の方に感謝です。 よく遊んだ思い出に残っているものを、紹介します。繰り返しになりますが、今回、私が制作したものは一つもありません。他力本願な企画です。
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サンダーロード・バトルマスターポプコムの雑誌連載に毎回載っていたプログラムで、戦闘判定システムになるのでしょうか。 キャラクター作成に、アイテムの管理。サイコロを振ったり、複数敵キャラのステータスを決めてウィザードリーのような戦闘もできます。ゲームマスターの補助システムで、これ自体はゲームではありませんが、雑誌ポプコムに、サンダーロードという、ゲームブックの延長みたいなものがあり、楽しめました。 読者参加型ゲーム(プレイバイメール形式と言うのかな)は、各雑誌で行われていましたが、プログラム付きなのは、ポプコムだけだったと思います。汎用システムとして、作りこまれており、パタグラフ履歴が参照できるのは便利です。 |
SHOOT・Aシューティングゲームです。 高度なプログラムだったので、ただ打ちこんだだけですが敵キャラはテキストの外字(?)で表現されているのでしょうか、とにかく動きが早かったです。 ちゃんとボスキャラもいる本格派。誘導弾に苦しめられました。
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移植版F3固定画面のレースゲーム。 ラジコンのプロポを操作しているような感覚で、車がぬるぬると左右に回転します。見た目は地味ですが、熱いゲームです。 このプログラムの凄いところは、車の回転パターンを計算で自動生成して、プログラム行数を大幅に削減しているところ。打ちこむ側としては、ありがたかったです。
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Balancing Logic棒を倒さないように、ボールを拾っていくゲームです。 棒を傾ける操作と、元に戻す操作で、ずりずりと棒を移動させます(説明が難しい…)。ボールをとると棒が短くなって難易度アップ。左右キーだけなのに、刻々と風向きが変わるので、思いっきり緊張感があります。 そろそろ移動させるのが安全なのですが、つい、距離をかせごうとして、倒しすぎてしまうのでした。
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SOLAIYUやっぱり大好きシューティング サイドアームっぽい横スクロールで(左には撃てませんが)、様々な敵が編成を組んで攻撃してきます。全部がテキスト(アスキーアート)で表現されていますので見た目は地味ですが、敵の方向によって、形が変わるので動きはすばらしいです。 ステージの最後には、ちゃんとボスキャラがいます。
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移植版ROCKER元々は、別機種用のゲームでしたが、移植作品として掲載されました。 荷物を家まで運ぶ倉庫番のようなゲームですが、たくさんの岩が邪魔をしています。岩にはG(グー)K(チョキ)P(パー)と字が書かれており、パーの石をグーの石にぶつけると、グーの石が砕ける…とジャンケンの要領で潰しながら道を作って進むゲームです。 つぶした岩が、実は別の場所にあるチョキの岩をつぶすのに必要で、時すでに遅し…。馴れるまでは難しいです。 このジャンケン岩のインパクトはすごく、伺か(何か)のレトロゲーム好き少女、まゆらさんの会話にも出てきます あと、壁が1、荷物が2など、データを圧縮していないので、後半のデータ文の個所を直感的に変えて、簡単に自作面が作成できるのも良かったです。
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その他
ほかにも、カップのボールをシャッフルするゲームや、エアーホッケーのゲームを打ち込んだ記憶があるのですが、見つけられず。中には、市販のパズルゲームがPC98で楽しめる!というものもありましたね(おおらかな時代でした)。 打ち込むことによって、プログラムの知識がついたかと言われれば…打ち込みエラーを修正していくことによって、ある程度身につきます。でも、ゲーム作成してみようと思うと、投稿プログラムから実際にフローチャートを書かないと、アクション系のキー入力と敵と自機の動きと判定などを応用するのは無理です。 ゲームの前に一日50行とか、自分でノルマを作って打っていましたので、BASICゲームと一緒に、イースやソーサリアンが思い浮かびます |