長期的なシリーズになりましたDISK&BOOKシリーズの紹介です。あまり買っていませんが… |
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前置き雑誌にDVD添付というのは、今では当たり前ですが、BASICマガジンのプログラムを打ちこんでいると、ディスクで提供してくれたらなぁ…と思うことがありました。 まぁ、ベーマガの場合は自分でプログラム打たないと勉強にならないというポリシーがあったのだと思いますが。 実際は、コストの問題もありますが、大きくてぺらぺらな、5インチフロッピーディスクをどう添付するかの、ハードルが高かったようですね。アスキーという雑誌では、ペーパークラフトで作成するフロッピーディスクのページがありました(もちろん使えない…というか磁気部分を回転して読むように文字が書いてありました )。 初めて、ディスクを添付しているのを見たのは、雑誌ポムコムの付録でした。ピクチャーディスクなのは、さすが小学館。その後、3.5インチディスクの勢力が高まると、厚手のムック本に、フリーソフト(ゲーム)集として発売されるようになりました。 |
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ツクール誕生ゲームではなく、 これまで、TAKERUで販売していたようなゲーム制作ソフトを添付したのが、ログインソフト。なんと、同じソフトを、5インチディスクと、3.5インチディスクの両方添付したのです。パッケージソフトは、5インチ用と、3.5インチ用が明確に分かれていましたので、画期的でした。 書籍として本屋に置かれるので、地元の小さな本屋でも、パソコンコーナーで売っていました。簡易ゲーム制作ソフトは、パソコンのパッケージソフトにはありませんでしたし、ソフト自体の完成度が高かったので(特にRPGツクール)、当時としては売れに売れました。 操作説明だけではない
さすがログイン。ソフト解説には、スクリーンショットや、 書店で雑誌として立ち読みして、時間つぶしをしたこともあります。ソフト体験版なんてほとんどなかった時代、事前にマニュアルとして内容確認できるのもいいですね。 簡易版販売やゲームソフトもゲーム制作に特化したソフトだけではなく、高価なプロ用ソフトの機能を削減した簡易版をとして発売するパターンもありました。 音楽ツクール(ログイン版ミュージアム)、CGツクール3Dツクール(ログイン版ミラージュ)など。 簡易版とはいえ、プロじゃないので機能としては充分ですし、例によって、解説が丁寧なので入門用として最適でした。ツクール間での連携も意識しているようで、データを他のツクールでどう使うかといった説明もありました。 一方、本屋でソフト流通できることから、DISK&BOOKシリーズシリーズとして、ゲームソフトや占いソフトも売っていました。いきなり、オホーツクに消ゆがPC98用で発売するときには驚いたのですが(音楽面で納得できませんでしたが)、その後は、D.C.コネクション、マンハッタンレクイエム、琥珀色の遺言といったリバーヒルソフトの推理物や大戦略など、市販ゲームソフトが本になりました。新作ゲームより、実績のある良いゲームをBEST版として安価に発売する方式の方が向いていると思います。逆に占いソフトは、易経や、占星術の解説本のおまけにソフトがついている感じで、各易の詳細な説明が(知識として)勉強になりました。 弱点は、大量のディスクが収録できないことでしょうか。2枚のディスクにデータを圧縮していて、別にブランクディスク5枚を用意して、展開して利用するなど、最初が面倒でした。 その後は、DOS/Vパソコンに無中になっていたので、いつシリーズが終わったのか知らないのですが、5インチディスクの時代が終わったけど、CD-ROMはまだ普及してない。ゲームでは98DOSが根強く残り、Windows3.1はソフトが少なかった…という中途半端な時期を乗り越えられなかったのかな? ただ、ツクールシリーズ(特にRPGツクール)はWindowsに対応して、どんどん便利・高性能になり、ゲームの制作ツールとして高い人気がありました。CD-ROM付きの、ソフトウェアコンテスト専用の雑誌として姿を変えたのだと思います。 |