今回は、いまさらながらのイースですが、このゲームが与えた影響は大きいと思います。
イースといえば、FM音源によるBGM。これははずせません。魅力の半分はBGMではなかろうか メロディーラインがはっきりしていて、1ループが長くて、格好良い。これがっ、パソコンなのかあぁぁ!!とこのFM音源を聴いたときの衝撃は忘れられません。一時期、通学の途中ずっとウォークマンで聴いていましたよ。身震いするほどすばらしく感じたBGMでした。
古代祐三氏万歳!
さてPC98版ではFM音源を搭載していない場合、BEEP音で奏でられるのですが、これがタイミングをずらして1音で和音を表現している力作です。さらに第二部では、まったくの新作BGMとなっていまして、イースファンの方は一聴の価値がありますよ。
このゲームにはイースの本という本が登場するのですが、それに見立てるようにマニュアルは絵本のような製本です。これを見たときには驚きましたよ。世界観重視の日本ファルコムですがついにここまで来たか!と思いました。マニュアルにはプロローグが、ゲーム中のイースの本では壮大なイースの歴史が語られいたりと、ゲームの世界に入り込む、わくわくする感じは今でも素晴らしいと思います。
最初に見たのはPC88版でした。まだまだ持っている方は少数で何人かで集まっては、新作ゲームをみんなで遊んでいた…そんな時代ですね。なんと言っても、立体的なグラフィックに、ちゃんと建物の後ろに入れる重ね処理、廃坑では見える範囲が自分を中心とした円であるなど、ファミコンとは違うということを、ことごとく見せつけられ、パソコンが欲しいと思い始めたのも、これらのゲームの影響が大きいです。ラストボスの演出にもしびれましたねぇ(遠い目)
イースはアクション性が非常に高いです。前半でレベルは最高になってしまうのですから。そして要所に現れる中ボス達の強いこと!1時間は平気で負け続けたと思います。中でもグレクレス&オムルガンはダメージを与えるとバリアが減っていくのですが、最後の方になるとこちらも、あと一撃で負けるHPに。対する相手のバリアはついに1つ!長期戦で神経がすり減りながら慎重にダメージを与えていって、倒した時の喜びといったら。
なおWindowsで発売しているイースエターナルも見事に再現していまして、ラストボスに勝つのに一晩かかりました
○未使用音楽ミュージックモード(PC98の場合)
YsIIのプログラムディスクをドライブ1に、Ysのプログラムディスクをドライブ2に入れ、F6キーを押しながら立ち上げます。
イースのBGMなのにイース2のディスクが必要だなんて、なにごとだ
浜辺にやってきたリリアさんが曲名を紹介してくれますよ!
というわけで…誰もがクリアできるゲームではありませんが、ザナドゥ、ロマンシアに比べると優しいということでしょうね。今では知らない方は少ないと思いますが、Windows版が出ていますので機会がありましたらプレイしてみてはいかがでしょうか。
2000.12.03-2009/5/3追記-
久しぶりに音楽が聴きたくなって試しましたが、浜辺にやってくるリリアさんは、イース2のミュージックモード(エンディングLILIA)と勘違いしていました。イースの未使用音楽は、真っ暗な曲名だけの画面でした。