ホームその他この世界の向こうで(オレンジエール)
2014.08.02

この世界の向こうで 紹介ページ

下へ移動 Ctrl + END

今回は年齢制限のあるゲーム(いわゆるエロゲー)の紹介です。この世界の向こうで パッケージ

おおまかな紹介

ストーリー

多額の借金に両親の逃亡。主人公、一ヶ月遊(いちがづき・あそぶ)は世の中の理不尽さを実感し、絶望。人生をあきらめる……予定でしたが、最後の最後に後悔堂という店に入ったことで物語が始まります。

幸福な未来を対価に、主人公は店主 スズ の依頼を受けます。その依頼とは、余命三ヶ月の少女 飾璃(かざり) を救うこと。余命三ヶ月なのに、救うとは?
「あなたが思う、救われたという未来を作ればいいわ」

一度依頼を引き受けてからは、前向きで一生懸命に行動する、なかなか好感が持てる主人公でした。

後悔堂:
 人生が終わりかけた人だけが訪れることが出来て、ひとつの転機を手に入れること
 ができる店。依頼を受けると人生に転機が起き、依頼を無事にこなすとそれに見合う
 だけの好機を入手できる。

主なキャラクター

てきとうな全身画像はこちら ==> konose05.png (0.8MB)

この世界の向こうで スズ

この世界の向こうで トーコ

この世界の向こうで 羽崎 飾璃(かざり)

時々ゲームやアニメのパロディも出てくるのですが、 けいおん! やアイドルマスターネタは時代を感じますねぇ。 また、はっきりした色遣いの立ち絵や、食べ物にこだわることでキャラクターを表現しているのは、 妙に懐かしく、昔のエロゲーをしているような気分です。

きっかけは主題歌この世界の向こうで ムービー画面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニコニコ動画で、その月に発売されるゲームのムービーを集めたものを見たときに、
もの悲しい歌が耳に残って、これ要チェックだ! と思ったもののすぐに忘れてしまいました

ふと、あの歌がもう一度聴きたいなと思ったのですが、曲名・ゲーム名共にわからず、ますます気になって、休みの日に一日かけて、過去の動画を一月ずつ遡って見てついに発見! この世界の向こうでの主題歌「ロンド」が、素晴らしいのです。

ああ、これだ~!と、その場の勢いで買っちゃいました。音楽も素晴らしく、サントラが同梱されていますのでお買い得でした。

テンポのよいゲーム内容この世界の向こうで ゲーム画面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲーム内容につきましても、絶賛とまではいきませんが、心に残るものでした。この世界の向こうで  オレンジエール

好感度の高いギャルゲーと違って、ヒロイン達は、主人公との直接の接点がないですし、
飾璃からすると、病院に見知らぬ男がやってきて、警戒している状態からのスタートです。

当然目的を聞かれます。真剣な飾璃に、さすがに主人公も何か答えないといけません。しかし目的を話すとペナルティがあるのです。なんと、事情を話そうとすると、違和感のない不自然でない言葉に変化するのでした。

余命三ヶ月の少女のいる病院に通うという重い内容なのですが、登場キャラクターの持ち前の明るさと、適応力の高い主人公のテンポのよいかけあいは見事で、ずっと読んでいたいと思うほどです。とにかく会話に重点が置かれていまして、説明は簡潔だし、設定を延々と語ることもなし。話せば長くなる と思いっきり省略する箇所もありますが、これはありでしょう。

余命三ヶ月の少女を救うとは? 妄想ふくらむ余韻この世界の向こうで  オレンジエール

これに関しては「推理モノの解答編みたいな展開の連続」と主人公が言っていますが、まあハッピーエンドです(強引なところがありますが)。 ありえない未来を生み出すというお話は素直に楽しめました。

そして、これからヒロイン達とどういう生活を送るのか。続きをあれこれ想像しちゃいます。これだけで買った価値はありました。○○コンの飾璃ちゃんが最高に可愛いです。 苦難を乗り越えるというシリアスな話はこれで充分なので、あとは、甘々な生活を存分に 描いてほしかったですね。続きのお話(ファンディスク)を求める心境が理解できました。この世界の向こうで  オレンジエール

今時のキャラクターが動きまくるような演出の作り込みと比べると、見劣りする部分もありますが、山のように発売されているゲームの中、この世界にもっと浸っていたいと思えるような作品に、偶然出会えたことに感謝したい気持ちです。

オレンジエールさんのWebページに体験版がありますので、興味を持ちましたらダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

 

関連アイテム

なし

……気に入った作品があると、関連したグッズを集めたくなるのですが、特にグッズはなく、予約特典のテレカももう入手できませんでした。 そこで、PUSH (プッシュ) !!という雑誌をご紹介します(2012年8月号・古本で入手)。 この世界の向こうで  オレンジエール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「風呂敷や世界観、設定を広げすぎず、シンプルにわかりやすく雰囲気のあるゲームを 丁寧に作りました」とメーカーの方がインタビュー記事で答えています。 あえてこの路線に挑戦したこと、ブランド渾身のデビュー作について熱く語っています。

この世界の向こうで この世界の向こうで  オレンジエール この世界の向こうで  オレンジエール
back home next